本の話の最近のブログ記事

北杜夫が亡くなった件。

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太宰や芥川、漱石、そして北杜夫や遠藤周作や吉行淳之介やいわゆる「第三の新人」の方々は、若き日のオレにとっていわばアイドルで、やみくもに・手当たり次第にその著作を買い捲った りしたものです。丁度嵐やAKBファンにとってのCDやグッズetcと同じ感じです。

でも、例えばAKBのファン(の一部)のように、それを買うこと自体が目的化してたりしたわけではなく、どれもガッツリ、しかも複数回読みまくり・味わいまくりでした。いわゆる「積ん読」は一切ありません。「青春記」なんかはもう何度読み返したかわかりません。

 

時にちょっとどうかと思えるような下ネタや罵詈雑言の類も見られる氏の作品ですが、どれも決して野卑に堕ちることなく、必ず一本筋の通った清廉さがありました。

そ の理由として氏の育ちの良さを挙げたりする方もいますが、濫読していたオレとしては決してそればかりではなく、やはり多くは氏の技巧に拠るものだったかと 思えます。後天的な研鑽によって得た技巧。そういう事柄も含め、実は非常に「大人」な文章をモノする作家だったと思う。で、パッと見そう思わせないのがス ゴいところでしてね。

例えば、「幽霊」、「木精」、「航海記」、「青春記」、「医局記」、そして「酔族館」シリーズ、そして「回想記」という順で読み進めてみたりすると、そのあたりの変遷も朧に見えてきます。サンザン読みまくったオレが言うんだから間違いない。

でもって同時に、その順で読み進めた上で改めて「楡家の人びと」を読むと、氏の生きた世界が興味深く見えてきます。

 

もう20年くらい前には既に「オレはもう死ぬ、もうダメだ」とか事有るごとに仰ってた氏ですが、死ぬ死ぬ言いながらなかなか死なない・どころかなんだか妙に元気、というネタだと信じてました。

かなり最近まではその通りだったと思うのですが。

 

とにかく、オッサンになる前に氏の著作に触れることが出来て幸運でした。


阪神・淡路大震災から16年。

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今日の「天声人語」も阪神・淡路大震災が題材でしたが・・・今日は心震える内容でした。ちょっとご紹介します。

明治末、当時の報知新聞に賞金付きの川柳投稿欄が設けられまして、社会部長で小説家でもあった野村胡堂が自ら選者を務めた由。
で、彼が「不朽の名作」としたのが、下記の一句です。

「するが町広重の見た富士が見え」

「するが町」というのは今の日本橋のあたりですが、関東大震災でもって界隈に立ち並ぶ高層の建物が軒並み崩れ落ち、その結果かつて広重が見た・描いた通りに富士山が心ならずも望めてしまう、その様子・・・そうなってしまった町並みの様子を詠んだものだそうです。
俳句だ短歌だ川柳だ、というものにオレは丸っきり門外漢ですので、この句も"なんのこっちゃ?"と言う感じ・・・いや、そうさえも考えなかったくらいなのですが、この解説を読んで、思わず背筋が伸びましたね。
あるべきもの・・・単にそこにある建物だけでなく、それも含めた町の世界観というものが一瞬で瓦解してしまった、その後で呆けたように立ち尽くす、放心状態の空気感。なんと恐ろしい句か、と、朝から震えました。

しかし、後段の紹介される句で感じた恐怖感は、まだ記憶が生々しいだけにそんなレベルじゃなかったです。

「平成七年一月十七日 裂ける」

阪神・淡路大震災の、まさにその朝、地元神戸の川柳作家の方が詠んだ句だそうです。
都内在住のオレとしては、そうか、あのとき、なにもかもが「裂けた」んだな・・・と思うしかありません。


さてさて・・・オレは当時も在京でしかも今以上に愚かな大学生でしたが、

http://bit.ly/8o0nLC

これは観ていました。
その後メディアに関わる仕事に就き現在に至りますが、番組中の発言については自戒するばかりです。

長谷川町子全集を購入、その他。

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我がサイトにも「今風遊び心」を導入、ということで、blogペットなるものを貼ってみました。
トップページ左、枠内のパンダをクリックすると、なんだかしゃべります。
当サイト内の文中から任意に単語etcを拾ってくるんだそうで、なんだか「バーチャルリアリティな感じ」です。
ただ、今のところ、「少女ー!」とか「壊滅ー!」とか、「悲観的ー!」「未成年とヤるー!」など、ロクな言葉を話しません。実にイヤな感じ。

それはともかく、このほどYahoo!オークションでもって、長谷川町子全集を購入してしまいました。
してしまった、というのは、これが典型的な衝動買いであったからなわけですが、それはともかく、いやはや、どれもスバラしい。
当サイト管理人は長谷川町子作品ファンでありマニアであることを自認しておりますので、それ故この度までこれを買わずにいたことに、大げさでなくかなり罪の意識を覚えたりしてたのですが、そんな罪悪感からもこれで開放。

人の話を聞く、ということ、など。

いわゆる「大人買い」というやつで、先日、先般出された沢木耕太郎全集を(今出てる分だけ)まとめて購入しまして、まさに毎日むさぼるように読んでおります。
そのおかげで今週のトータル睡眠時間計8時間(11月5日(金)現在)という状態で、まぁなにしろ眠い毎日なわけですが、昨日は「壇」を読了しました。

氏のどの著作も、ワタシには非常に面白く読めるのですが、この「壇」には、それ以外の微妙な「感動」を得るきっかけを与えられました。

11月になりましたね・・・タイトルのことなど。

当管理人はWeb制作の仕事「も」やってまして、その関係で最近「ウェブログ(以下blog)」というものに関わる機会がなにげにいくつかありました。
そんなわけで、いわば私的勉強のつもりでこのblogを立ち上げた次第ですが、立ち上げたものの、blogの機能etcには全く無知、ゆえにWeb世界の中で「blogでなければならないこと」がどういうものなのか、っていうかそういうものがある(ありうる)のかどうかも定かではない、という状態です。
せっかく立ち上げたんだから、まぁとにかく続けていこうか。その中で新たな発見・発展もあるやもしれぬ、というような心持ちでおります。

※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません
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